弱いからこそ、人は素晴らしい!「人工知能時代に成功する人の考え方 人間は「心が折れる」からこそ価値がある」を読んだ感想
こんばんは、もんです。
図書館散策をしてると、目に留まった本がありました。
苫米地英人さんの『人間は「心が折れる」からこそ価値がある 人工知能時代に成功する人の考え方』というものです。
最近は「鋼の心」「折れないメンタル」などがもてはやされますよね。
そんな中、休職してしまった自分…。
落ち込んでいた中、こんなタイトルを見てしまったので、ひかれてしまいました。
さて、著者はどんな人なのか?
経歴をチェック。
聖マウリツィオ・ラザロ騎士団ナイトグランドクロス。「騎士団!?ナイト!?」
三菱地所に勤めていたこともある。「…ここは日本人らしい…?」
…よくわからないけど、なんかすごい人のようだ(笑)
特に「ナイト」というところにひかれてしまった(笑)
さて、大まかな内容と感想です。
【内容】
「人工知能とはなにか」「ロボットに人間の知能を持たせるとはどういうことか」という視点から、人間の知能について書かれている本。
ただし、著者が人工知能と言っているのは「ストロングAI」のことであり、
現在一般的に言われている人工知能(「ウィークAI」)とは別物だそうだ。
【感想】
ロボットに人間の知能を持たせる、そのために人間の知能についての理解が必要。
そんな流れで人間の知能を考えてみると…人間ってすごいな!!と思わずにはいられなかった。
確かに「アップル」と聞いても、文脈から会社なのか果物なのか理解できるよね。
「レストラン」の写真を並べられたら、なんとなくでわかるし、
平面の丸をボールの絵、と認識することもできる!
平面の丸は水玉模様なだけかもしれないし、絵の意味から読み取っているんだね。
これはディープラーニングとかでは難しい気がする…。
人間すごい!!
だから、著者の言う通り、人工知能のロボットがたくさんできても、人間の仕事がなくなるとは私も思わない。
ただ、求められるスキルが変わるから、失業者の再就職先があるかはわからないよね。
これは新井さんの本の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」で述べられていた気がする。
それに著者は「紙の本がなくなる」と予想しているけど、私はそうは思わない。
だって紙の本には本好きという一定数の信奉者がいるから!!(笑)
たしかに今みたいな本屋は減るかもしれないし、その場で買えるわけではないかもしれない。
値段も多少は上がるかもしれない。
でも、ある一定数は普及するし、ちょっとだけ高級品、くらいに収まると思うんだよね。
むしろ、気に入った本を1冊から印刷してもらえるサービスとかが流行るのでは?とも思ったり。
未来予想はあてにならないとは思うけど「人工知能」の概念について学ぶにはいい本だと思った。