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本好きな会社員が、読んだ漫画や本の感想をジャンル問わず発信していくブログです。隙間時間に読める分量を意識してます。毎週火曜、木曜、土曜の18時更新予定です。

弱いからこそ、人は素晴らしい!「人工知能時代に成功する人の考え方 人間は「心が折れる」からこそ価値がある」を読んだ感想

こんばんは、もんです。

図書館散策をしてると、目に留まった本がありました。

 

苫米地英人さんの『人間は「心が折れる」からこそ価値がある 人工知能時代に成功する人の考え方』というものです。

最近は「鋼の心」「折れないメンタル」などがもてはやされますよね。

そんな中、休職してしまった自分…。

落ち込んでいた中、こんなタイトルを見てしまったので、ひかれてしまいました。

 

さて、著者はどんな人なのか?

経歴をチェック。

認知科学者で計算言語学の博士。「ふむふむ。」

聖マウリツィオ・ラザロ騎士団ナイトグランドクロス。「騎士団!?ナイト!?」

三菱地所に勤めていたこともある。「…ここは日本人らしい…?」

…よくわからないけど、なんかすごい人のようだ(笑)

特に「ナイト」というところにひかれてしまった(笑)

 

さて、大まかな内容と感想です。

【内容】

人工知能とはなにか」「ロボットに人間の知能を持たせるとはどういうことか」という視点から、人間の知能について書かれている本。

ただし、著者が人工知能と言っているのは「ストロングAI」のことであり、

現在一般的に言われている人工知能(「ウィークAI」)とは別物だそうだ。

 

【感想】

ロボットに人間の知能を持たせる、そのために人間の知能についての理解が必要。

そんな流れで人間の知能を考えてみると…人間ってすごいな!!と思わずにはいられなかった。

確かに「アップル」と聞いても、文脈から会社なのか果物なのか理解できるよね。

「レストラン」の写真を並べられたら、なんとなくでわかるし、

平面の丸をボールの絵、と認識することもできる!

平面の丸は水玉模様なだけかもしれないし、絵の意味から読み取っているんだね。

これはディープラーニングとかでは難しい気がする…。

人間すごい!!

 

だから、著者の言う通り、人工知能のロボットがたくさんできても、人間の仕事がなくなるとは私も思わない。

ただ、求められるスキルが変わるから、失業者の再就職先があるかはわからないよね。

これは新井さんの本の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」で述べられていた気がする。

 

それに著者は「紙の本がなくなる」と予想しているけど、私はそうは思わない。

だって紙の本には本好きという一定数の信奉者がいるから!!(笑)

たしかに今みたいな本屋は減るかもしれないし、その場で買えるわけではないかもしれない。

値段も多少は上がるかもしれない。

でも、ある一定数は普及するし、ちょっとだけ高級品、くらいに収まると思うんだよね。

むしろ、気に入った本を1冊から印刷してもらえるサービスとかが流行るのでは?とも思ったり。

 

未来予想はあてにならないとは思うけど「人工知能」の概念について学ぶにはいい本だと思った。