公認会計士は若手の資格、社会人が狙うは税理士か?(「公認会計士・税理士・米国公認会計士・米国税理士 資格取得・就職・転職・開業ガイドブック」を読んで)
こんにちは、「手に職」に憧れる会社員のもんです。
よく聞くプロフェッショナルとして、公認会計士や税理士がありますよね。
今回はどうやってなるのか、稼ぎはいいのか、がわかる本を紹介しますね。
どんな本?
著者は公認会計士(日本・米国)、税理士、行政書士などの資格を有し、
日本だけでなく米国ワシントン州にも事務所を構えている方のようです。
初版は平成26年、本書(改訂版)は令和2年に出版されています。
これは実際に資格を取ったのちに、就職、転職、開業をした著者が、
この資格をどのように活かすかを書いた本です。
こんな人にオススメ
・公認会計士や税理士の資格に興味がある人
・実際に資格を取ったあとのイメージを付けたい人
この本を読んで思ったこと
公認会計士は若手向けの資格
公認会計士になるためには、試験合格以外に実務経験が必須らしいです。
そのために就職しようとしても、そもそも試験合格者に若手が多い(25歳~26歳前後)ので…
企業としては、長く働いてくれそうな若手を採用しますよね。
そうすると、25歳を超えている場合は、実務経験を積むことが難しそうです。
「社会人になってから」目指す資格としては、あまり現実的でないと感じました。
税理士を目指すなら、まず簿記1級
税理士は、公認会計士と違って試験に合格すればなれるようです。
ただ、試験を受けるために条件があるようで…。
学校で単位を取得したとか、特定の職業で経験を積んでいるなどです。
社会に出てからこれらの条件を満たすのは大変そうですよね。
でも、簿記1級に合格すれば試験受験資格を得ることができるそうです。
簿記試験は試験費用も安いので、これが一番現実的かな?と思いました。
TACとかの予備校?の授業で受験資格が得られればいいのですが…
どうなのでしょう?
税理士の独立開業は競争率が高い
税理士の登録者数は7万人を超えているそうです。
しかも今はクライド会計も導入されて、いよいよ税理士の出番は少なくなりそうですね。
合格のために2000~3000時間の勉強が必要(働きながらだと5年~10年かかる)な資格のため、
「なんとなく良さそう」と考えて安易に手を出すのはやめた方がいいかもしれませんね。
とはいえ、税理士として事務所開業をしている人の6割が年収1000万越えなので、
他の人と差別化できるのであれば、夢がある職業ともいえるかもしれません。
ダブルライセンスとして向いている資格
税理士としてさらに幅を広げるなら、「行政書士」や「社会保険労務士」の資格を取ることがオススメされていました。
まとめ
「公認会計士」や「税理士」の試験合格を応援する本はよく見ますね。
そして、難しい資格、としてもよく聞くと思います。
ですが、実際に社会人としてリスタートする場合に適した資格かどうか、
というのは要検討した方がよさそうですね。
では、本日も読んでくださりありがとうございました。