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シングルマザーの辛さとは?彼女たちの言葉をまとめた「シングルマザー、その後」

こんにちは、もんです。

今回は、シングルマザーとして生きてきた著者が、他のシングルマザーの声をまとめた本の紹介です。

今、シングルマザーとして一人苦しんでいる人にはオススメできる本です。

 

どんな本?

6人のシングルマザーの経験および著者の経験をまとめてあります。

「シングルマザーは辛い」というテーマを前面に押し出している本だと感じました。

彼女たちに「悪いのは社会であり、自分自身ではない」と呼びかける本です。

こんな人にオススメ

・今、シングルマザーとして苦しんでいる人

・自分に余裕があり、困っている人を助けたいと思う人

※逆に、他の事で苦しんでいる人にはオススメできないな、と思いました。

この本を読んで思ったこと

この本は「今、シングルマザーとして苦しんでいる人」を無条件で肯定し、寄り添う形の本だと感じました。

「あなたが辛いのはあなたのせいではなくて、社会のせいですよ」という。

 

でも、社会の制度で苦しんでいるのはシングルマザーだけではありませんよね。

犯罪によって大切な人を奪われた人、災害によってすべてを失った人…。

私自身は会社の上司から、主観的にはレイプだと感じることをされ、非常に傷つきました。

著者が直接そういった方を否定するわけではありませんが、あまりにも「シングルマザー辛い」というテーマで書くため、

他の辛いこと、理不尽なことを受け入れて何とか生きている人にとっては「自分たちも辛いんだ」と言いたくなるかな、と思いました。

少なくとも、私はそうでした。

 

だから、「シングルマザーとして苦しんでいる人」にはオススメできますが、

他の事で苦しんでいる人が読むと、ちょっとモヤモヤしそうだな、と感じる本でした。

おまけ:こちらもオススメ

他の人に女性が生きている社会の苦しさを伝えたいなら、

こちらの記事で紹介している本の方がオススメです。

alien-library.hatenadiary.com