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本好きな会社員が、読んだ漫画や本の感想をジャンル問わず発信していくブログです。隙間時間に読める分量を意識してます。毎週火曜、木曜、土曜の18時更新予定です。

2016年の事件を覚えていますか?当時の風刺小説「カエルの楽園」を読んで

こんにちは、もんです。

 

2015年、2016年ごろに、集団的自衛権の行使などで議論になっていたのを覚えていますか?

今回紹介するのは、当時刊行された風刺小説です。

現代社会にモヤモヤを感じる人は、共感できる内容かもしれません。

 

著者は「永遠の0」で有名な百田尚樹さんですよ。

どんな本?

あくまでフィクションですが、

集団的自衛権の行使について議論していた当時の日本を風刺するような小説です。

皮肉な笑いが好きな人にはオススメですよ。

この本を読んで思ったこと

皮肉が効いている

本書はタイトルの通り、カエルが主役です。

でも、そのカエルの性格が日本人の特徴を良くとらえているんですよね。

 

「なんか、今の時代おかしくないかな?」

「声が大きい人の意見が、正否に限らず尊重されている?」

と感じる人は、読んでみると笑えると思います。

 

なかなか皮肉の聞いた小説ですよ。

変わらないカエルたち

最近「認知バイアス」という言葉を良く聞きませんか?

本書のカエルたちも、私が思いつく限りでも以下の2つのバイアスを持っています。

 

現状維持バイアス

正常性バイアス

 

こういったバイアスにより、命を落とす結果につながることもあります。

「他人事」であれば客観的に判断できるので、

本書を読んで、自分がそういう考えを持っていないか、考えてみるのもいいですね。

要領がいい人は生き残る

あなたは要領がいい人でしょうか?

もしそうであれば、おそらくどのような環境でも適応できるでしょう。

しかし、要領が良くない人は、環境が変われば悲惨なことになるかもしれません。

 

本書のカエルも、要領がいいカエル、悪いカエル、

逃げ出すカエル、とどまるカエル、色々な性格のカエルがいました。

 

自分がどのカエルのような人生を送りたいかを考え、

人生の決断をしていくのがいいでしょう。

おまけ:こちらもオススメ

続編:カエルの楽園2020

実は本書の続編が出ていました。

今度はコロナ対応に対する風刺のようですね。

こちらはまだ読んでいませんが、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。