伝わる伝え方とは?「バナナの魅力を100文字で伝えてください」を読んで
こんにちは、もんです。
今回はタイトルが印象的な本を読んでみましたので、紹介しますね。
内容を一言でいえば「伝え方のマニュアル本」でしたよ。
どんな本?
伝え方のマニュアル本です。
相手に伝えるための技術や、基本的な考え方を教えてくれます。
ただし「簡潔に」伝える方法を教えてくれるわけではありません。
こんな人にオススメ
・「伝える」ことについては学びの初心者の方
・具体例を読みながら理解したい方
この本を読んで思ったこと
伝えるためには、相手の考えを想像することが必要
本書の4章で言及されていることでしたが、他人と自分の考えは違いますよね?
例えば、沖縄に住んでいる人と北海道に住んでいる人では「冬の過ごし方」と聞いても
雪の有無や量、気温など全く違いますから、全く違うものを想像しますよね。
相手に伝わらないのは、相手の頭の中の「常識」が自分と違うからだ、と理解していれば、伝わる言い方を考えられそうですね。
伝わらないときは諦めも肝心
「わかってほしい」と思う気持ちは誰しもが抱くものでしょう。
でも、相手が「理解しよう」と思ってくれないのであれば、意思の疎通は難しいでしょう。
加えて、その相手は時間をかけて、労力をかけてまで「わかって」もらうことが必要な相手でしょうか?
あなたの時間は大切な時間です。
「理解しよう」としてくれない相手、どうしても伝わらない相手には、
自分の大切な時間を割く必要はない、と考えて、伝えることを諦めるのもありですね。
足りないのは質? or 量?
人はどんどん忘れていく生き物です。
忘却曲線などを調べれば一目瞭然でしょう。
そのため、相手が単純に「忘れて」しまうのであれば、伝える頻度を上げるのが有効ですね。
一方で、嫌々やっていることなどは覚えが悪いでしょう。
相手がその項目に対して拒否感を持っているのであれば、伝え方を変える(質を変える)ことが重要でしょう。
まとめ
本書は著者の経験に基づいた「伝え方のマニュアル」という印象を受ける本でした。
私はタイトルから「簡潔に伝える方法の本」だと思ったので…ちょっと残念。
読みやすい本ではあり、伝え方の初学者にはオススメできる本でしょう。
しかし、すでに学ばれている方にとっては簡単すぎる内容かな、と思いました。
では本日も読んでくださり、ありがとうございました。