知識は味方!本を読んで一緒に語り合いましょう!

本好きな会社員が、読んだ漫画や本の感想をジャンル問わず発信していくブログです。隙間時間に読める分量を意識してます。毎週火曜、木曜、土曜の18時更新予定です。

当たり前を疑い物事を深く考える学問、それが哲学(「ニュートン式超図解 最強に面白い!!哲学」を読んで)

こんにちは、もんです。

 

あなたは哲学者についてどんなイメージを持っていますか?

「変わった人」「意味のないことを考えている人」などでしょうか?

 

哲学者は現在「当たり前」とされ、人々が気にしないことに注目する人たちです。

そのため、変わって見えますが、歴史に大きな影響を与えていますよ。

そんな2500年の哲学の歴史を簡潔にまとめた本を紹介しますね。

どんな本?

監修者

京都大学文学部哲学科を卒業し、

京都大学大学院文学研究科の准教授をされている人が監修しています。

Ph.D (philosophy)とも書かれているため、哲学で博士号も持っているようです。

レイアウト

全編2色刷りで、見開き1ページで1人の哲学者や1つの考えを紹介しています。

見開きの左のページは文章で説明、右は図解で説明、となっています。

全体が125ページで、厚さ1cmにも満たず、文字も大きめとなり読みやすい装丁です。

学べること

・哲学2500年の歴史

・哲学が関係する学問分野(例:認識額、神学など)

・哲学者の提唱した哲学の内容

こんな あなた にオススメ

・ざっくりと哲学を勉強したい人

この本を読んで思ったこと

科学と哲学は切っても切れない関係

学問はもともと自然現象を見て「なぜだろう?」と考えることから始まっています。

つまり、科学の基本となる「観察に基づく推論」ですね。

哲学と科学が分かれたのは17世紀から19世紀にかけてです。

 

現在の哲学は、観察や実験で明らかにできない問題のみを取り扱うようになりました。

そして便宜的には次の4つに分けられます。

 

形而上学(本質を知る)

・認識論(正しく知る)

倫理学(善悪や価値の判断をする)

・論理学(正しい推論をする)

 

しかし、科学が人の遺伝子まで編集できるようになってきた現代、

そもそもその科学的行為を行っていいのか、という倫理学的考え方が必要となります。

 

このように、哲学を学ぶことは現代社会においても

非常に有益な物の考え方ができるようになる、と言えるでしょう。

図解、例示がわかりやすい

本書は左ページに解説、右ページに図解(例示)というレイアウトになっています。

たまに例外もありますが。

 

正直、知識のない哲学の考え方については、説明文だけでは理解できませんでした。

しかし、図解を見ることで「こういうことか」と理解が深まりましたよ。

一人ひとりの哲学の内容について、本書で深く知ることは難しいでしょう。

 

しかし、2500年の歴史の間にどのような考え方がされてきて、

それが現代にどのように繋がっているのか、

現代の哲学で考えるべき問題は何なのか、

 

ざっくりと学ぶには最適な1冊と感じました。

4コマが面白い

本書の章と章の間に、6つの4コマが差し込まれていました。

これが面白い!!(笑)

本書の中で一番楽しんだ項目かもしれません。

 

歴史に名を残すような素晴らしい哲学者たちですが、

大変な目にあっていたり、ちょっと変わった考え方・行動をしたりと、

身近な人に感じられました。

まとめ

本書は哲学の入門書となる1冊です。

哲学と聞くと「万物は水である」や「無知の知」、「神は死んだ」など、

良くわからない言葉、現代では誤った結論が記憶に残っているかもしれません。

 

ですが、哲学者のすごいところは

「当たり前を疑って新しい考え方をした」ことにあると考えています。

これは現代でも使える考え方ですね。

 

哲学者たち考え方を学び実行したら、世界が違って見えるかもしれませんよ。

おまけ:こちらもオススメ

武器になる哲学

私が初めて「哲学ってすごい」と思った本です。

哲学者たちがどのように考えたのか、本書よりも詳しく知ることができるでしょう。

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。

 

大学教授が億万長者になった方法を紹介!(「私の財産告白」を読んで)

こんにちは、もんです。

 

今回は大学教授でありながら億万長者となった本多静六さんが、

お金持ちになる方法をまとめてくれた本を紹介します。

 

楽な道ではありませんが、再現性は高い方法でしょう。

どんな本?

著者

著者は現代の東京大学農学部助教授を務めつつ、

日比谷公園明治神宮、その他多くの公園や街路樹等の設計改良に携わりました。

 

1日1頁以上の原稿執筆もはじめ、370冊以上の著書も残しています。

常に月給の4分の1を貯蓄する倹約生活をし、億万長者にもなりました。

学べること

・お金持ちになるための基本を学べる (4分の1貯蓄法)

・著者が行った投資法を学べる

・「一般解」と「特殊解」の違いが理解できる(「解説」より)

こんな あなた にオススメ

・再現性の高い方法でお金持ちになりたい人

この本を読んで思ったこと

失敗してからが本番

著者は決して恵まれた家庭に生まれたわけではありませんでした。

本書の冒頭にある略歴では、次のように述べています。

十一歳のときに父を失い、百姓や米搗きをしながら苦学した。十九の春、東京山林学校に入学、第一期試験に落第、悲観して古井戸に投身したが死に切れず、思い直して決死的勉強の末、二学期引きつづき最優等で銀時計を賞与された。(冒頭、私の略歴より)

 

このように、評価されるまでには、文字通り死にそうな苦労をしていました。

この苦労があったからこそ、著者は東京大学の教授になることができたのでしょう。

 

教授は高給取りではありませんが、著者は月給の4分の1を常に貯蓄していました。

給料日前はごま塩ご飯となり、子供たちが泣き言を言っても

「ツマラヌ感情の問題」、「一時的のこと」としてやめませんでした。

 

こうして貯めたお金を山林や株式に投資します。

これは著者の専門分野が山林だったからで、

何に投資するかはあなた自身で考える必要があるでしょう。

 

しかし、専門分野の山林に関しても、はじめは失敗しています。

1か月の給料が58円の時代に、4837円96銭を失いました。(今の数百万、数千万でしょう。)

しかもこの失敗、東京府林(今でいう東京都)の調査嘱託を受けて失敗した結果です。

(※強制的に払わされたのではなく、本人の意志で払っています。)

 

この失敗に対して、本人の気持ちは落ち込むどころか、次のように奮い立ちます。

いろいろ実地に教えてもらうことの多かった十二年間の月謝だと思えばあきらめもついた。しかも、これだけの高額月謝を払ったのだから、今後はいっそう勉強しなければならぬといった自覚と勇気がおのずから内にわき上がってきた。(1章「儲かるとき・儲からぬとき」の「失敗は人生の必須科目だ」より)

 

このように失敗を成功の糧にするような心の在り方で、

苦労も耐え忍ぶことができる人だからこそ、億万長者となることができたのでしょう。

お金があるから困ることもある

お金がないから困ることはありますか?

きっと色々と思いつくでしょう。

 

しかし、お金が増えていると、次はお金があるから困ることも出てきます。

例えば著者は、よからぬことをしていると疑われ、辞職勧告を受けました。

 

きっかけは大学への寄付金でした。

4分の1貯蓄法と投資で資産が増えていたため、適切な金額と考えて提示したものが

他の人の10倍以上の金額になってしまったのです。

 

結局、著者の奥さんがつけていた家計簿と貯金帳、株券等を証拠として、

やましいことがないことを示し、教授を続けることとなりました。

 

他にも、お金に振り回されないように気を付けることも必要でしょうし、

他人や子どもにお金を上げると、相手のためにならないことがほとんどなので、

どう使うかも考えなければならないでしょう。

 

お金を貯める方法は取り上げられやすいですが、本気でお金持ちを目指すのであれば、

お金持ちにはどんな苦労があるのかも知っておいた方がいいでしょう。

「特殊解」と「一般解」

本書の文末解説は、経営コンサルタントで税理士でもある岡本史郎さんが書かれています。

そこに興味深い言葉がありました。

それが「一般解」と「特殊解」です。

 

一言でいえば、

「一般解」は誰でも真似をすればそれなりの成果が出る「当たり前」のこと、

「特殊解」はその人だからできたこと、例えば大企業の創業者、などでしょう。

 

本多静六さんがお金持ちとなった方法は、

個人的には「山林投資」は特殊解だと思いますが…

4分の1貯蓄法や、株式投資の考え方、失敗に対しての考え方は普遍的です。

 

「特殊解」の人の人生を真似するのではなく、「一般解」を見極めて、

その一般解を愚直に実行することが、凡人が成功する方法ではないでしょうか。

まとめ

本書は1951年に書かれた本です。

ですから本書内で「現代の○○円」と言われても、少し違う感じがします。

 

一方で、基本的なやり方や、あるべき心の在り方は今も昔も変わりません。

普遍的なお金との付き合い方、心の在り方を学べる本でした。

 

実際にお金持ちになるには、この「当たり前」を愚直に実行することが重要なのでしょうね。

おまけ:こちらもオススメ

本書を知るきっかけとなった動画

こちら、本書を知るきっかけとなった動画です。

www.youtube.com

本を読んでみれば、あなたも私と違う気づきがあると思いますので、

良ければ本書を手に取ってみてください。

 

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

道徳心を大切にして大成した人の人生哲学(「生き方」を読んで)

こんにちは、もんです。

今回は20年近く売れ続けている「生きる」を読んでみました。

 

古い本かと思いきや…

現代では失われつつある尊敬できる成功者のマインドが書かれていました。

凡人が道徳心をもって努力すると、こんな高みまで行けると教えてくれる本でしたよ。

どんな本?

著者、出版年など

著者の稲盛和夫さんは、1932年、すなわち戦前に生まれ、

特にパッとしない学生時代を過ごした方でした。

しかし徐々に頭角を現し、京セラとKDDIを設立しています。

日本航空が経営破綻したときは、再建にも尽力されました。

 

本書は2004年に刊行された本で、著者の人生哲学が学べるでしょう。

学べること

稲盛和夫さんがいかに凡人であったか

・何を大切にしたら成功できたのか

・人生のターニングポイントとなった出来事

こんな あなた にオススメ

・正しく努力することに疲れてきた人

・人から尊敬される人になりたいと考える多くの人

・経営を知らなくても、企業を率いる方法が知りたい人

この本を読んで思ったこと

現代にも通じる考え方

本書は今から約20年前、2004年に刊行された本です。

ですから「もう古い本だよな」と思っていました。

しかし冒頭3行を読み、この本は今でも有益であると感じました。

 

私たちはいま、混迷を極め、先行きの見えない「不安の時代」を生きています。豊かなはずなのに心は満たされず、(中略)自由なはずなのにどこか閉塞感がある。(p.13)

 

いかがでしょうか?

戦後の食糧事情を考えれば、現代は十分豊かでしょう。

徴兵制や社会主義国を見れば、日本は十分自由でしょう。

それでも不安を感じますし、閉塞感を感じませんか?

 

そう感じたあなたは、ぜひ本書を読んでみてください。

何も持たなかった著者が未来を切り開いた方法を学ぶことができますよ。

凡人が偉人となる方法

著者は特にエリートというわけではありません。

鹿児島に生まれ、そのまま鹿児島大学工学部を卒業しています。

就職期は不景気で、給料が遅滞するような会社に何とか入社できたレベルです。

 

ここまでは多くの人と変わらない経歴だと思いませんか?

著者が凡人と違うと感じたのは、ここからでした。

 

・給料が遅滞するような会社でも、仕事に真剣に取り組む

・一見無謀なことでも、勇気をもって一歩踏み出す

・苦しみ、損をしてでも、道徳心を貫いて行動する

 

能力ではなく、人格と勇気と努力で道を拓いた人が著者でした。

自分のやりたい社会貢献を事業とする

著者が努力し大成できたのは、

他人を大切にする考え方が根底にあり、

加えて自分が求める方向と行動が同じだったから

だと私は考えています。

 

会社員ですと、なかなか厳しい前提条件かもしれませんね。

会社の利益を一番に考え、顧客利益や取引先利益を蔑ろにする企業もあるでしょう…。

 

「自分の理想と同じ方向で社会貢献を考えている社長の会社に入社する」

これが社会から求められ、自分の能力を十分に発揮できる会社の選び方かな、と思いました。

 

そうして経験を積み、著者のように起業して100%自分の理想を追うのもいいでしょう。

まとめ

現代で稲盛和夫さんを凡人だという人はいないでしょう。

しかし、新入社員時代までを見ると、

そこにいたのは私やあなたと変わらない普通の人でした。

 

努力と正義は裏切らない

そんな考え方を教えてくれるような1冊でした。

おまけ:こちらもオススメ

稲盛和夫さんも影響を受けた松下幸之助さんの言葉集

見開き1ページに、心が温まるような優しい言葉が載っています。

稲盛和夫さんとは違った経営者で、成功する経営者も色々だな、と感じました。

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

【番外編】本を読むと得られるいいこと

こんにちは、もんです。

今回は数十年にわたり、年に100冊ほど本を読んできた経験から、

本を読むと得られるいいことについて書いてみたいと思います。

 

1. 自分のペースで考えられる

会話だと、情報が多くて考える速度が追いつかないことはありませんか?

例えばセミナーですと、「あれ?」と思っても講義はどんどん進みますよね。

疑問について考える時間がとれず、モヤモヤしたまま終わることはありませんか?

 

しかし本は、自分のペースで読めます。

「?」と思ったら、一度本を閉じて、ゆっくり考えられます。

 

場合によっては、他の本を調べてみてもいいでしょう。

そうして同じテーマについて何冊か本を読むと、色々な見方があることがわかり、

ネットとかのニュースについても深く考察できるようになりますよ。

2. 自分の無意識を知ることができる

同じ本を2回、3回と読んでも、記憶に残る部分は違ったりしませんか?

小説とかでも、感情移入しやすいキャラが変わったりしませんか?

 

それはきっと、あなたの内面で何かが変わっているからです。

お腹が空いているときは、食べ物の情報が良く目に入ってくるでしょう。

疲れているときは、疲れをとる方法が目に入ってくるでしょう。

 

読み終わった後、本を閉じて浮かんできたこと、覚えていることが、

今のあなたの心が求めていることです。

 

心が本当に望むことをしてあげれば、人生の満足度は上がるでしょう。

自分の心と対話をして、日々を楽しく暮らす一助としてみてください。

3. 他人の考えを知ることができる。

私たちのほとんどは、他人の考えはわかりませんよね?

 

もちろん、心理学やその他の勉強していたら別かもしれませんが…

多くの場合、他人の考えを推し量る時に「自分だったら」と考えると思います。

 

しかし、その考えは個々人の過去によって変わるでしょう。

例えば、過去に自分の一言で他人から嫌われてしまったら?

意見を言うのが怖くなり、主張しなくなるかもしれません。

 

一方、意見を交わして友達と関係を深めていった人であれば、

どうして主張しないのかわからないかもしれません。

 

普段の生活であれば、人の心を覗き見ることはできません。

しかし、小説では登場人物のそういった考えを知ることができます。

 

自分と違う考え方をする人がいる、と考えて生活していれば、

意見が違う人に対して、怒ったり分かり合えないと考えるより先に

「どうしてそう考えるのだろう?」

と理解しようとするでしょう。

 

そこから相手への理解が深まり、いい交友関係を結べると思いますよ^ ^

まとめ

今回は、私が感じる「本を読むと得られるいいこと」について書いてみました。

 

本を読むと世界が広がります。

普段読んでいない人も、まずは1冊、手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

おまけ:こちらもオススメ

本を読みなれていない人にオススメの小説です。

ショートショートと言われ、1話1話がすごく短い話がほとんどですよ。

何を読んだらいいか…という人は、まずは手に取ってみてください。

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。

 

限界を超える方法を学ぼう!(「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」を読んで)

こんにちは、もんです。

 

今回はだいぶ前に話題になった、ビリギャルを読んだ感想を読んでみました。

偏差値30の知能は想像を絶するほどで、そこからの這いあがりはすごいの一言です。

どんな本?

著者、出版年、あらすじなど

2013年にKADOKAWAから出版された本です。

本書執筆当時、元ギャルのさやかちゃんは25歳だったようなので、

2005年頃の話と推測されます。

東西南北すらわからない高2の女の子が、慶応義塾大学に合格するまでの話です。

学べること

・無理だと思ったことをやる方法を学べる

・他者とのコミュニケーションの取り方

・受験勉強の進め方

こんな あなた にオススメ

・「自分には無理だ」と諦めやすい人

この本を読んで思ったこと

「とりあえずやってみる」姿勢

東西南北しかわからないギャルのさやかちゃんは、高2の時期に坪田先生の塾に入ります。

坪田先生から冗談半分のように勧められた慶応に、本人もネタとして目指し始めます。

 

一方で、ネタとして周りに吹聴し、

周囲の反応を楽しむ意味で見える場所で勉強をはじめてみたり、

坪田先生の反応が楽しいから、と少しづつ勉強していくようになりました。

 

あなたも何かを目指そうと思ったとき、失敗が怖くて、

誰にも言えなかったり、行動できなかったりしませんか?

 

壮大な目標の場合、ネタとして吹聴して、

目指すふりをしてみる

そんな軽いきっかけで進める方が、取り掛かりやすいかもしれませんね。

周囲の人の協力

何かを達成するためには、周囲の協力は不可欠でしょう。

ですが、はじめから周囲の協力があることはまれです。

 

実際、さやかちゃんの家庭でも、母親は味方、父親は無関心、でした。

また、クラスメイトもはじめの頃はさやかちゃんの勉強をネタとして笑っていました。

 

しかし、さやかちゃんがずっとまじめに勉強を続け、成果が出始めると周囲も変わります。

クラスメイトは応援してくれますし、父親も助けてくれます。

 

何かを目標を達成したいのであれば、環境が変わるのを待つのではなく、

自分の行動で周囲を変えていく方がいいかもしれませんね。

もし周囲が足を引っぱり続けるのであれば、別の環境に移動した方がいいでしょう。

人間関係は相性が重要

さやかちゃんはこの坪田先生に会って、勉強の楽しさを知り、慶応に受かりました。

しかし、私はこの坪田先生に教わっても伸びるかは疑問だな、と思いました。

 

さやかちゃんの力をここまで引き出すことができたのは、

相性が非常に良かったのだろう、と思います。

 

誰かにとっての最良のことが、あなたにとっても最良であるとは限りません。

 

お互いがお互いの足を引っ張っていると思ったら離れる、

お互いに引き上げられると思ったら一緒にいる、

そんな大人な関係が結べたら、どんどんスキルアップしそうですね。

まとめ

本書内には、さやかちゃんの受験勉強の流れと、

坪田先生がオススメする勉強方法も載っています。

 

さやかちゃんの受験勉強も順風満帆ではありませんでしたが、

きちんと正しい努力をすれば、努力は実るんですね。

おまけ:こちらもオススメ

塾講師の著者が進める日本史勉強本

それは、学研か小学館の日本史の漫画です。

(※2013年時点の話なので、現状は不明ですが…)

世界史であれば集英社がいいらしいですが、日本史は学研か小学館だそうですよ。

 

もし日本史に困っている方はぜひ読んでみてください。

 

 

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。

 

会社員は洗脳されやすい!?洗脳方法を学んで自衛しよう(「マインド・コントロール」を読んで)

こんにちは、もんです。

 

以前、マインドコントロール(洗脳)されて

自分の子供を餓死させてしまったお母さんの事件がありましたね。

人はそんな簡単に洗脳されてしまうのでしょうか?

 

答えは「イエス」です。

洗脳をする方法は確立されていて、実際に長い歴史もあります。

 

知らぬ間に他者に洗脳されないように、

洗脳方法がどのようなものか、本書で学んでおきましょう。

どんな本?

著者、出版年、信頼性など

本書は2012年に単行本として刊行されたものを、新書版として増補・改訂し、

2016年に出版された本です。

 

合計27の本、論文、サイトを参考資料としています。

著者は1960年生まれの精神科医で、研究に従事したり、教授経験があります。

これらの情報から、本書の信頼性は高いと考えました。

学べること

・マインドコントロール、洗脳の歴史

・洗脳方法

・洗脳されやすい人の特徴

・催眠術によって犯罪を起こしてしまった人の話

・冤罪の記憶を「思い出した」人の話

・マインドコントロールを解く技術

・マインドコントロールを解く方法

こんな あなた にオススメ

・他人に左右されることなく、自分の人生を生きたい人

・大切な人が洗脳されて困っている人

この本を読んで思ったこと

マインドコントロールされやすい人

マインドコントロールされやすい人の特徴は、私の言葉でまとめると、次のようになります。

依存的な性格

物事を信じやすい

劣等感があるが、成功を望む

現在心が弱っている

孤独な環境

(本書3章に詳しく書かれています。)

 

あなたは当てはまるものがありましたか?

あなたの周りの人、大切な人に当てはまるものがありましたか?

 

もし当てはまる場合は、環境を変えたり、考え方を変えたりして、

洗脳されないように対策をしていくといいかもしれませんね。

人の意志や記憶の脆弱さ

洗脳されると何が起きるのでしょうか?

本書で紹介されていて、私の記憶に残ったのは次の3つのエピソードでした。

 

1.娘たちに性的虐待をしたという、作り話の記憶を思い出した父親

2.催眠術をかけられ、正しい行為と信じて銀行強盗を行った善人男性の話

3.共産主義を称賛するようになったアメリカ人捕虜

 

記憶も、自分が正しいと信じることも、思い込みや洗脳によって簡単に変わってしまいます。

自分の記憶すら信じられないとなると、何を信じていいか混乱してしまいそうですね。

現代社会・会社員は洗脳されやすい状況

さて、アメリカ人捕虜を洗脳したり、カルトが信者を洗脳する方法の最初の1歩はなんでしょうか?

それが「環境を整えること」、違う考えを持つ人たちとの交流を制限することですね。

 

もちろん、現代社会や会社は外部の人との交流を制限はしていません。

しかし、会社員であれば平日は会社の人たちと1日中過ごし、

場合によっては土日に一緒に過ごす人も会社関係の人ではありませんか?

 

加えて、SNSで触れる思想は、自分と近しい考え方を持った人たちではありませんか?

ですから現代社会は、意識的に違う考えを持つ人たちと交流をするようにしないと、

制限されているのと同じような環境になってしまうように感じます。

 

特に残業が多い会社に勤められている方は…と考えてしまいました。

まとめ

あなたの考えを左右する原因や環境は身近にたくさんあります。

知らず知らずのうちに他人にコントロールされないよう、

相手の手の内を知るためにも、本書はオススメです。

おまけ:こちらもオススメ

カルトにハマってしまった人を助けるための本

カルトにハマった人を助けようと自ら乗り込むと、自分もハマってしまう危険性があります。

相談窓口等も掲載されていますから、もし大切な人がカルトにハマってしまったら、

感情的にならずに、本書の指示を実践して、効果的な対処がいいと思います。

カルトやテロを起こす人の心理を教えてくれる漫画

全4巻の漫画です。

カルトが素人をはめる手口、テロリストが人を変えていく手口などを紹介しています。

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実際に起きていないことを"記憶"する理由を調べた本

アメリカでは「宇宙人に攫われた」記憶を持つ人も多いようです。

また、前世の記憶を持つ子供の話も聞いたことがありませんか?

そういった記憶を持つ人の分布などを調べることで、

記憶が真実ではない可能性に言及している本です。

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。

 

内向型の強みはこれだ!「何でもないことで心が疲れる人のための本」を読んで

こんにちは、もんです。

突然ですが、あなたは会社や学校、飲み会の後、疲れを感じたりしませんか?

 

その疲れの原因が「交流が苦手」、「うまく交流できているが、疲れてしまう」という気持ちであれば、あなたは「内向型」もしくは「隠れ内向」かもしれません。

 

そんな疲れやすいあなたが、どんな気持ちで過ごせば疲れにくくなるか教えてくれるのが、本日ご紹介する本です。

どんな本?

2021年に日経BP日本経済新聞出版社本部から発行された本です。

 

人の性質は大きく「外向型」と「内向型」の2つに分かれます。

現代社会は外向型の人の長所に肯定的ですが、本書は「内向型」の長所に言及します。

加えて内向型人間の具体的な悩みと、その対処法も書かれています。

こんな あなた にオススメ

・幼少期の性格が内向的で、現在生きづらさ、疲労感を感じる人

この本を読んで思ったこと

幼少期を思い出せば、内向型か外向型かわかる

行動力がある人やプレゼンが上手い人に注目が集まりやすいですよね。

そういう方は「外向型」であり、現代社会で得をしやすいタイプでしょう。

 

しかし、行動力もプレゼン力も、知識や努力で身に着けることはできますよね。

外向的にふるまっても疲労を感じてしまう人は「隠れ内向」かもしれません。

 

この場合、幼稚園児や小学生の頃、知らない友達と遊ぶのが好きだったか、

知らない場所に行くのが好きだったか、などで考えてみてはいかがでしょうか。

 

あなたが日常生活で疲れる理由が「内向型」であることに由来するのであれば、

本書で疲れない方法を学ぶことができますよ!

強みを理解して自信を持とう

内向型の人間は思考が自分に向きやすいです。

ですから、自分の気持ち、行動、欠点などに目が向いてしまうでしょう。

 

欠点や失敗した行動、不安感に目が向いてしまうと、自信がなくなっていきますよね。

でも、それは向上のために必要な思考であり、

外向型の人よりも成長できる可能性を秘めています!!

 

本書では、このように内向型の人が欠点と考えやすいことに対して

「そんなことはない!こんな利点がある!!」と視点を変えて教えてくれます。

 

また、内向型の人が羨ましいと思ってしまう外向型の人の特徴について

「こんな苦しみもある、こんな欠点もある」と教えてくれます。

 

内向型の人も外向型の人も、いいところはたくさんあります。

自信のない内向型の人は、本書を読めば自らの性格に自信をもてるかもしれません。

内向型の人にオススメの勉強テーマ

本書を読みながら、私が内向型の人の苦しさの原因と感じたのは

「他人も自分と同じように考えている」と考えすぎてしまうことと思いました。

 

私も内向型で、他人にどう思われるかとかが不安で、全然行動ができませんでした。

しかし、心理学や認知バイアスを学んで、

自分の考えと他人の考えは大きく違う

と分かると、だいぶ楽になりました。

 

具体的には、認知バイアスの「スポットライト効果」や「透明性の錯覚」でしょう。

心の在り方を変えることは難しいですが、適応方法を変えることはできます。

 

今よりも心地のいい生き方を見つけてくださいね。

まとめ

今回は生きづらさを感じる内向型の人が、考え方を見直すきっかけになる本を紹介しました。

 

今が生きづらいことは、未来が生きづらいことを証明しません。

自分を変えて、世の中の見方を変えて、楽に生きていきましょう!

おまけ:こちらもオススメ

無意識の働きを書いた本です。

無意識を理解すれば、世の中の見方を変えられると思います。

alien-library.hatenadiary.com

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました!