戦争が人や家族を壊す(「帰還兵はなぜ自殺するのか」を読んで)
こんにちは、もんです。
今回読んだ本はこちら。
亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズの1つです。
戦争から帰ってきた後も苦しんでいる人たちの話。
文体は私にとっては読みやすいとはいえませんでしたが、今現在の私に合うのか、読み進める手が止まりませんでした。
【感想】
人は想定外の出来事が起きると絶望を感じませんか?
逆に想定内の出来事なら、前向きに生きられるかもしれません。
そう思って読み始め、読み終わって思いました。
覚悟していても耐えられないだろう、と。
戦争に行った5人の兵士、及びその家族に焦点があたり、その家族の心情、行動が詳しく書かれています。
だから話がとても生々しい。
戦争に行った人全てがこうなるわけではありません。
ただ、一度戦争が始まってしまったら、大規模な抗争が起きてしまったら…
自分や、自分の大切な人がこの本に出てくる人たちのようになるかもしれません。
もしかしたら、戦争でなく、災害などで同じような気持ち、感情を感じることがあるかもしれません。
健康的な時に読めば、そんなときに、自殺を思いとどまるきっかけになるかもしれませんよ。
戦争は日本では遠い話のように感じます。
でも、自衛隊員は同じような状態になる人もいるようです。
今の世の中では、誰かがやらないといけないことかもしれません。
でも、そんな必要がない世界になってほしいと、切に願います。
では、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!