Amazonが大企業となった理由とは?「潜入ルポamazon帝国」を読んで
こんにちは、もんです。
Amazonと言えば、知らない人はいないであろう大企業ですよね。
そのAmazonがどのように大きくなったのか、どのようなビジネスをしているのか気になりませんか?
今回はAmazonについて、批判的な目で書かれた本を紹介しますね。
どんな本?
著者がAmazonの倉庫で働くところからスタートします。
そこから、流通の仕組みや(以前は宅配業に任せていましたが、今は自前ですよね。)
フェイクレビューの仕組み、
GAFAMと呼ばれる所以となったAWS(簡単にまとめるとAmazonのIT部門です)など、
Amazonの事業を網羅して解説していると思います。
著者の気持ちが入る部分は、Amazonに対して批判的になります。
こんな人にオススメ
・Amazonが大企業になった理由を知りたい人
・Amazonが嫌いな人
この本を読んで思ったこと
個人的なイメージでは、Amazonが大きくなったのは次の3つだと思いました。
・新しいことにチャレンジし続けている
・大きなリスクも取りに行く
・弱者から搾取をする
全体的にすごく批判的に書いてありましたが、正直「そりゃそうだよな」と思う部分も多々ありました。
例えば、配送料の値上げに関して。
1年間で5億個も発送しているのであれば、1個10円の値上げであっても合計で50億円になってしまいます。
50億円と聞くと、そんな簡単に上げられない、という気持ちはわかるのではないでしょうか。
結局金額に関しては配送業者と折り合いがつかず、自前の流通網を持つことになりましたね。
私の意見としては、これはどちらも我慢しないいい関係になった、と思うのですが…
どうなのでしょうね?
他にも、税の回避に関して。
みんな、合法の範囲内で税を少なく収めようとはしますよね?
その発想自体は自然だと思いましたが…規模が違うのでね。
「資本主義はダメだ」と言われる所以も、このような企業の対応にありそうですね。
一方で、仕組みに驚いたこともありました。
Amazonの商品のレビューでお金をもらう、なんていう人たちもいるんですね。
Amazonで購入して、レビューを書いて、Paypalで払い戻してもらう。
実質0円で商品がもらえますし、メルカリなどで売れば利益になります。
たまに無名の方のKindle本が評価されているのは、こういうことか、と納得しました。
Amazonがすごいことは否定しません。
トライ&エラーで常に新しい物を始めてますからね。
Kindle Unlimitedは私もお世話になっています。
でもAmazonとのビジネスは静かな戦争のようですね。
搾取できると思われれば、取り分を減らされたり、賃金を低く抑えられたりします。
Amazonに対して弱者にはならないように、自分の牙を磨き続ける必要があるでしょう。
では、今回も読んでくださりありがとうございました。