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本好きな会社員が、読んだ漫画や本の感想をジャンル問わず発信していくブログです。隙間時間に読める分量を意識してます。毎週火曜、木曜、土曜の18時更新予定です。

60歳のリアルな生活を知れば、老後資金問題は怖くない!(「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」を読んで)

こんにちは、もんです。

 

今回は30代半ばで夫を亡くしながらも、

2人の子供を育てあげた方のブログをまとめた本を紹介します。

 

未亡人という少数派で生きてきた著者。

60歳となった今、どう考えているのか、どう生きているのか。

こんなおばあちゃんになりたいな、と思うような優しい文体で書かれていました。

どんな本?

著者の紹介

30代半ばで夫を亡くし、シングルマザーで子ども2人を育てました。

子ども2人は自立して、各々の家庭を持っています。

59歳でブログを始めて、62歳でこの本の出版が決まりました。

学んだこと

・老後資金は意外と何とかなりそう

・世間に流されず、自分で考える

こんな あなた にオススメ

・老後2000万円問題を聞いて不安を感じている人(おまけの章)

・子育てに悩んでいる人(第1章)

・ブログで悩んでいる人(最後に)

この本を読んで思ったこと

老後2000万円問題は怖くない

一時期「老後の生活に2000万円足りない」と騒がれましたね。

これを聞いて不安になった人は多いのではないでしょうか?

 

でも、本当にあなたの生活で2000万円足りませんか?

もしくは、老後の貯蓄は2000万円で足りますか??

 

おそらく著者のりっつんさんは、貯蓄2000万円も必要ありません。

その理由、考え方の詳細は本書の「おまけの章」に書かれています。

そして何を見直して、どのような家計簿になったのか。

 

不安の正体を知らなければ退治しようがありません。

自分が何に不安を感じているのかをしっかり見極めて、一つ一つ対処しましょう。

未亡人の生活、子育て

夫が亡くなった時…

その時の気持ちを共有できる人は、なかなか身近にはいないでしょう。

 

私もわかりません。

しかし、きっとこれからどうしたらいいかわからなかったり、

心細さですごく辛くなったりするのではないでしょうか?

 

著者は未亡人です。

本書も、夫とお別れするところから始まりました。

そして26年かけて、少しづつ気持ちの整理がついていく様子も書かれています。

 

「時が癒してくれる」なんて言葉、なかなか信じられないかもしれませんが、

同じ状況から回復していく人を知れば、少しは勇気がもらえるのではないでしょうか?

 

小さい子どもがいると、より不安になるかもしれません。

そんなときに、子ども2人を自立させた著者の考え方は役に立つでしょう。

一人親でも、きちんと子どもは育つのです。

生存確認のためのブログ

著者がブログを始めたのは、生存確認として息子に勧められたからだそうです。

当初は未亡人であることは隠していました。

 

でも、ある時息子に勧められて「未亡人」であることを公表します。

その記事に対する読者さんからの反応に対して以下のように言っています。

 

気持ちがわかり合える仲間がいた!

あの記事に一番励まされたのは、たぶんわたしだったと思います。(「最後に」より)

 

さらにその差別化が功を奏したのか、そのブログがこうして本になりました。

生存確認ができて、うまくいけばお金も稼げて、ボケ防止にもなりそうなブログ。

老後の趣味として良さそうですね。

まとめ

今回は30代で夫を亡くしながらも2人の子どもを育てた女性の本を紹介しました。

 

子どもが成人するまで、色々な苦労があったかとは思いますが…

本書に書かれているのは、穏やかな老後の生活です。

 

「未亡人」という立場が世間の大多数から外れるため、

自分の頭で考えて生きていかざるを得なかったのでしょう。

そうしてたどり着いた結論には、ある種の人生哲学のようなものを感じました。

おまけ:こちらもオススメ

シングルマザーの辛さを話し合える本

今回は未亡人でしたが、離婚でシングルマザーとなった場合、異なる辛さがあります。

その声をまとめた本がこちらです。

共感できるだけでも辛さはやわらぐと思いますので、そういう立場の方はこちらを。

alien-library.hatenadiary.com

では、本日も読んでくださり、ありがとうございました。